食べる

焼肉屋のコータ専用タレ【レシピ付き】

コータのバイト先の店長です。

コータがバイトする焼肉屋では、手作りのタレを使っています。
ですが、この焼肉のタレというのが、とてもじゃないですが、コータに食べさせられる代物ではございません( ;∀;)

なぜなら、、、砂糖の量が半端ないんです。
糖質量が半端ないんです。
ちょっとつけるだけの少量だと言っても、なかなか使わせるわけには・・・

ということで、どうにかならないかと考えました。

食べれるように作る

考えるまでもなく、コータが食べれるように作ればいい。

まずは、材料で糖質オフの代替材料に変えられるものは全て変更しました。

砂糖はエリスリトールに。

代わりがなければ抜けばいい。

使いたくないものは使わなければOK。

そんなに細かいことを考えず、とりあえずやってみる。

そうして、サクッと試作を作ってみました。

うん、まあまあ。

何か足りないし、尖ってる感じはするけど、初めてにしてはいいかも。

その日、翌日と大丈夫だったのですが・・・
予期せぬ事態に陥っていたのです。

エリスリトールの再結晶化

冷やしておいたタレを味見したら、「あれ?」なんか昨日と違う。

甘くない。

むしろカライ。

あれ?なんか底で固まってる。。。

そうです。砂糖とほぼ同量のエリスリトールを使っていたため、冷蔵庫で冷やしたことでエリスリトールが再結晶化していたのです。

一旦それを鍋にかけて溶かしてみたのですが、何か味が変わってしまったような感じや、味に深みが感じられず、イメージとかけ離れた感じのものが出来てしまいました。

作った割には、これじゃあまり意味がないかも。

エリスリトールが再結晶化してしまうから、冷やして保管することも出来ない。

大量に作るのは無理。

ただでさえ、通常の材料の倍以上のコストがかかるのに。。。

また、コータ以外に、お店のお客様でこのタレを必要とする方が多くなかったため、一旦タレの開発はストップすることになりました。

 

羅漢果を使う

羅漢果はラカントSにも入っていて、エリスリトールと同じく、血糖値を上げない食材ということで、興味はあったのですが、なんせエリスリトールと比べるとかなりお高め。

試すことさえ躊躇していたのですが、たまたま少しお譲り頂けたので使ってみることにしました。

羅漢果は少しコクがある感じで、黒砂糖に近い感じかなぁ~と感じました。

羅漢果を使うことで、エリスリトールの量を減らすことが出来るので、再結晶化のリスクも軽減されるし、タレにコクや深みがでてくるはず。

ん?

それってラカントを使えば良かったって話??

なぜラカントを使わなかったかというと、、、
特に深い理由はなく、たまたま選択肢に入っていなかっただけの話。

 

なぜコータ専用のタレを作るのか?

なぜコータ専用のタレを作るのか?

肉も飽きた。

ふと、そんなことを聞いた時に、コータママの記事で、コータが元気がなさそうと書かれていたのを見たときに、楽しむこと、食べることも楽しむことを忘れて欲しくないと思いました。

食べものを制限されたとしても、その中で工夫して楽しむことも、もちろんできるだろうけど、それを楽しむ余裕がないとなかなか難しいものです。

じゃあ、余裕がなくても、美味しいものを簡単に作ることが出来れば、アンハッピーではなくなる。

低糖質で、うちのタレを再現できれば、いろいろな料理の調味料として使ってもらえる。

今まで塩だけで食べていた(これは勝手な想像だけど)肉をタレで食べることができる。

「お腹がすいたから食べる」を「お腹がすいたから美味しいものを食べる」に変えることが出来るかも。

コータの食の幅を広げられる気がして、楽しみを少しだけ増やすことが出来る気がしてタレを作ろうと考えました。

 

最後は感覚に頼る

使う材料は、

  • たまねぎ
  • にんにく
  • しょうゆ
  • エリスリトール
  • 羅漢果
  • ゴマ
  • ゴマ油

使えるものと美味しさと、バランスを考えると最低限これだけは必要。

後の分量は自分の感覚だけ。

だって、細かい分量決めて作るの苦手だから。

でも、再現性がないと今後コータが作るときに困る。

だからちゃんと量りながらやってみる。

始めは試作のつもり。

コータに説明しながらつくっていく。

コータ専用タレのレシピ

  • たまねぎ 50g
  • にんにく 10g
  • 酒(糖質0)200ml
  • しょうゆ 300ml
  • エリスリトール 100g
  • 羅漢果 60g
  • ごま 適量
  • ゴマ油 大さじ1杯

材料はこんな感じ。

玉ねぎ、にんにくはみじん切りにしておく。
にんにくはチューブのヤツでもOK。

酒を鍋にかけて玉ねぎ、にんにくを入れる。
しばらく沸騰させてアルコールを飛ばした後に、しょうゆ、エリスリトール、羅漢果を投入。

エリスリトールと羅漢果をしっかり溶かす。

沸騰し始めたらごま、ゴマ油を投入して火を止める。

後は、一晩寝かせる。

タレはこれで完成!!

このタレ、コータと一緒に食べてみましたが、普通のタレよりも完成度が高いんじゃないかって思うぐらい美味しかった!
喜んで使ってもらえてるし、これからもコータ自身でも作るだろうと思う。
一晩寝かせる部分を除けば、10分程度で作れるし、材料さえあればムリなく作れる。
好みに合わせてアレンジもしてみて欲しい。

タレの使い道

このタレ、焼肉に使うだけではなく、お店でもいろいろな料理の調味料として流用しています。

例えば、ポン酢(これもオリジナル)と合わせて、ドレッシングに。

からあげの下味はこれのみ。
※一応美味しいと人気のからあげ。

コータは食べれないけど、あるお客さんに「焼うどん革命が起きた」と言わせるほどの焼うどんも、この醤油ダレを使う。

たまに作るチャーシューの味付けも醤油ダレのみ。

家では、煮物にも。

ちょっとした炒め物をするときもコレだけで味付けOKだったり。

使い方次第で、料理の幅が広がるし、是非作って使ってみて欲しいです。

そして、そのレシピを教えてください

コータの食べる楽しみを増やすために。